「生き残れ、まずはそれからだ」これはジョージソロスの名言だ。
この名言の意味を考えた事がある人間は、投資に関わるものなら多くいるだろう。
この言葉の意味を個人的に解釈するとすれば、「生き残る=資産が増えていく」ではなく、「生き残る事で、いつか来る自分が得意な相場で利益を出す事ができる」と言う意味ではないかと思っている。
相場に残るだけだったら給与を毎回入れていればいい。そんな事で勝てるようになるのであれば株屋は食いっぱぐれだ。
そうではないだろう。
ジョージソロスは投資ファンドの資産の60%の喪失をしたりしている。
正直に言って当時で言うリスク管理による生き残りと言う面では、他の投資ファンドの方が上だったと言える
ジョージソロスは「暴落」等のチャンスがある時に徹底的に全財産をかけるその勝負処というのを知っている。
イギリスポンドの介入に対し売り浴びせを行い、15億ドルの利益を出したことは有名だが、政府相手に対して売りを行える事は、全てを失う覚悟があるようにも見える。それだけの勝負の裏付けは有ったのだろう。
まずは生き残れというのは、やはり個人的に自分が勝てると思ったタイミングに全ツッパできるその太い心と、その時に資産を最低限持っている事。そうではないと話にならんと言う事なのだろう。